圧胴とは印刷時に用紙に圧力をかけて、インキを用紙に転写させるシリンダーのことです。
弊社のオリバーという印刷機においてこの圧胴が、印刷と同時にミシンを入れるための「刃」の受けにもなっています。
ミシン刃の通った後はその部分が溝となり、溝の端が盛り上がった状態になります。
この溝を放置したままにすると印刷物にスジを残し、ひどくなると紙にシワが入ることがあります。
これを解消するにはヤスリで盛り上がり部分を削り、それで対応できなくなると交換となります。

圧胴にはステンレスのシートがかぶせてあり、このシートを交換することになります。
交換時期については同時ミシンの仕事量に左右されますので、不定期です。

そのあたりの見極めを適切にしながら、これからも良質な印刷を心がけていきます。

