
今回はAdobe DTPソフトの互換性について、ご紹介したいと思います。
当社では、DTP制作における標準環境としてAdobe InDesign、Illustrator、Photoshopを使用しています。
これらのAdobe製ソフトは、リンク画像やフォント管理、カラーマネジメントなどが統一されており、
印刷用PDF(PDF/X-1a・X-4など)への書き出しを通じて、高い互換性と再現性を実現できます。
ただし、バージョン差による制約は避けられません。
特にInDesignは上位バージョンで保存されたデータを下位で開けない場合があるため、IDML形式を活用してデータ変換を行っています。
Illustratorでも、新機能やフォントの違いによって意図した表現と異なる結果になることがあります。
Photoshopは比較的問題が少ないものの、色空間やプロファイル設定が異なると仕上がりに差が生じるため、環境統一を重視しています。
InDesignとIllustratorはバージョン差による制約を回避するため、各バージョンを用意して対応しています。
毎年アップデートされるので、用意するバージョンも増えていきます。
デスクトップにあるショートカットだけでも5〜6種類あります。


確実かつスムーズな制作のため、入稿形式やバージョンについては事前にご相談ください。
お客様の作業環境に合わせて最適な対応をご提案いたします。

