ドローンの発熱について

中国地方は梅雨入り前ですが、早くも日中は暑い日々がやってきました。
ドローン担当としてはモーターやバッテリーなどの機体性能の低下、プロポ(送信機)の映像が切れるなどの可能性があり、真夏と真冬は気温との闘いになります。
本日の業務中も機体とプロポの発熱が気になったので、サーモカメラで撮影してみました。
◎使用機材
- 機体:DJI MAVIC 3 PRO
- 外気温:30℃
- 飛行時間:約5分(飛行中は動画撮影)、地上2mでホバリング
◎発熱の状況
以下の画像は、サーモカメラで撮影したドローンの発熱状況です。
- 機体全体の発熱
- 最大温度:67.8℃
- 特にプロペラ周辺が高温を示しています。
- バッテリーの発熱
- 最大温度:51.2℃
- バッテリーの中央部分が特に高温です。
- プロポの発熱
- 最大温度:42.6℃
- プロポの裏面にある排気口の温度が上昇しています。
◎発熱に対する対策
飛行時間が短くても、これだけの発熱が確認されました。
これからの季節、特に真夏のフライトには以下の点に注意が必要です。
- 飛行時間の管理: 長時間のフライトは避け、短時間の飛行を複数回行うようにしましょう。
- フライト前後の冷却: フライト前後には機体を冷却する時間を設けましょう。フライト直前まで日陰に置いておくなどの対策が効果的です。
- 環境温度の確認: 外気温が高い日は特に注意が必要です。フライト前に温度を確認し、無理な飛行は避けることが重要です。