
最近ニュースで「大手スナック菓子メーカーが、パッケージを白黒の2色に変更する」という話題を目にされた方も多いのではないでしょうか。
見慣れたカラフルなポテトチップスの袋がモノクロになるという、非常に驚きの大変ショッキングなニュースでした。
その背景として挙げられていたのが、中東情勢の影響などによる「ナフサの不足」や「印刷インキの調達の不安定化」です。
実はこの影響は、お菓子の袋だけでなく、私たち印刷業界全体のサプライチェーンにも深く関わっています。
今回は、ニュースのキーワードにもなった「ナフサ」と印刷業界の意外なつながりについて、分かりやすくご紹介いたします。
■ そもそも「ナフサ」とは?
ナフサとは、原油を精製する過程で取り出される石油製品の一種です。
このナフサは、プラスチック製品やフィルム、合成繊維など、私たちの身の回りにあるさまざまな化学製品の原料として使われています。
では、これがどのように印刷と関係しているのでしょうか。
■ 印刷とナフサの関係
◆ 印刷インキの原材料になる
印刷に欠かせないインキには、ナフサ由来の化学製品が使用されています。インキをなめらかにしたり、乾燥性を高めたりする材料(有機溶剤など)にも深く関係しています。
◆ パッケージやフィルム製品に使われている
商品のパッケージやラミネート加工、クリアファイルなどに使用されるプラスチックフィルムも、ナフサを原料として作られています。包装資材や販促物にも、幅広く関わっています。
■ 現在起きていること
現在、世界的な情勢の変化や円安などの影響により、ナフサ価格は高い水準が続いています。
さらに、世界的な需要の高まりによって、原材料そのものの供給が不安定になるケースも発生しています。
そのため、印刷インキ、用紙、フィルム資材など、多くの材料価格が上昇している状況です。
■ 当社の取り組みについて
当社ではこれまで、印刷工程の見直しによるロス削減や、資材調達の効率化など、できる限りのコスト削減に取り組んでまいりました。
私たちが何より大切にしているのは、
『品質の高い印刷物を安定してお届けすること』
『必要なタイミングで確実に納品すること』
です。
これからも、お客様に安心してご利用いただけるよう、品質維持と安定供給に努めてまいります。
■ お客様へお願い
しかしながら、現在のような原材料価格の高騰が長期化した場合、社内努力だけではコスト吸収が難しくなる可能性がございます。
その際には、一部製品につきまして、価格改定のご相談をお願いする場合がございます。
万が一、そのような局面に至った際は、事前に担当者より丁寧にご説明・ご相談をさせていただきます。お客様のご事情も十分に考慮しながら、一緒に進めてまいりたいと考えております。
今後とも正文社印刷所をどうぞよろしくお願いいたします。

